2007'01.17 (Wed)
ザ・ショック/THE SHOCK/BEYOND THE DOOR II/SCHOCK
イタリアン・ホラーの巨匠、
マリオ・バーヴァの遺作にして最高傑作。
(1976年作品)
息子のランベルト・バーヴァも
ホラー映画の監督として活躍しているが、
その才能は、父親の足元にも及ばない。
深夜に一人でみたらマジでコワい、
ホラーは理屈ではないというのが体感できる。
この映画に比べたら、
最近流行のジャパニーズ・ホラーなんて
クソ以下だ。
監督: マリオ・バーヴァ
製作: テューリ・ヴァーシル
脚本: ランベルト・バーヴァ
フランチェスコ・バルビエリ
パオラ・ブリジェンティ
ダルダーノ・サケッティ
撮影: アルベルト・スパニョーリ
音楽: イ・リブラ
出演: ダリア・ニコロディ
ジョン・スタイナー
デヴィッド・コリン・Jr
アイヴァン・ラシモフ
評価:★★★★★(アメリカ人にはとれないでしょう)
2007'01.15 (Mon)
フェノミナ/PHENOMENA
確認しただけで、
3種類のヴァージョンが存在している。
劇場公開版、
それより4分長い「インテグラルハード完全版」、
さらに米国公開版で、これはタイトルが「CREEPERS」に変更されている。
イタリア映画だが音声は英語。
イタリア語ヴァージョンも存在するものの、
これは単に音声を吹き替えただけ。
劇場公開時、
音声をFMでとばしてラジオで受信して
ヘッドフォンで聴く、
「クランキー・サウンド」方式で上映された。
この「クランキー・サウンド」について
きちんと説明しているところがあまりないようなので、
詳しく説明しておこう。
この映画は、バイノーラル録音という方式で収録されている。
これは、ダミーヘッドの耳に
収録マイクをとりつけて録音する方式で、
こうして録音したものをヘッドフォンで再生すると、
また、通常の録音は、ヘッドフォンで聞くと
「頭内定位」といって、
頭の中で音がするものだが、
このバイノーラル録音でとられたものは、
頭の外、自分から数十センチはなれたところに音が定位する。
一時期、どこかのエロヴィデオ・メーカーが
このバイノーラル録音をウリにしたシリーズを出していた。
これなら、人目をはばかってヘッドフォンできいても、
頭内定位でない、生々しい音場が得られるわけだ。
映画そのものは
アルジェント美学の集大成といった感じで、
名作「サスペリア」に匹敵する傑作といえる。
主演が美少女ジェニファー・コネリーというのも大きかった。
(当時、14歳くらいか)
一流のホラー映画では、
上品で清楚な美女がいたぶられなければならない。
わきをかためるドナルド・プレザンスや
ダリア・ニコロディの演技も凄い。
出演のミケーレ・ソアビは
のちに「アクエリアス」というホラー映画を監督し、
けっこう話題になった。
某映画サイトで
「雰囲気先行のこけおどし映画」と評されているが
ホラー映画のなんたるかをまったく理解していない発言だ。
雰囲気先行じゃないホラー映画なんて、存在価値が無い。
というか、ホラー映画ですらないよ、それは。
監督: ダリオ・アルジェント
製作: ダリオ・アルジェント
脚本: ダリオ・アルジェント
フランコ・フェリーニ
撮影: ロマノ・アルバーニ
特殊効果: セルジオ・スティヴァレッティ
音楽: ゴブリン
ビル・ワイマン
出演: ジェニファー・コネリー
ドナルド・プレザンス
ダリア・ニコロディ
ダリラ・ディ・ラッツァーロ
パトリック・ボーショー
フィオーレ・アルジェント
フェデリカ・マストロヤンニ
フィオレンツァ・テッサリ
ミケーレ・ソアヴィ
ファウスタ・アヴェリ
評価:★★★★★(どれだけいたぶれるかが重要?)
タグ : フェノミナ PHENOMENA ホラー ダリオ・アルジェント イタリア ゴブリン ジェニフ� 次Ε灰優蝓� ドナルド・プレザンス
2007'01.15 (Mon)
スパイダーマン/SPIDER-MAN
予告編は物凄く面白そうだったのに、
実際にみたら、イマイチ。
良い場面だけをうまくまとめてあったのか。
ま、予告編ってそういうものだし。
「2」をみたひとなら、
この1作目が「2」のための、
長ったらしいオープニングだったと気がついているだろう。
で、「2」は面白かった。
「死霊のはらわた」のサム・ライミ、
ずいぶん出世したもんだ。
「はらわた」以来のつきあいの
ブルース・キャンベルも出演している。
監督: サム・ライミ
製作: イアン・ブライス
ローラ・ジスキン
製作総指揮: アヴィ・アラッド
スタン・リー
原作: スタン・リー
スティーヴ・ディッコ
脚本: デヴィッド・コープ
撮影: ドン・バージェス
プロダクションデザイン: ニール・スピサック
音楽: ダニー・エルフマン
タイトルデザイン: カイル・クーパー
出演: トビー・マグワイア スパイダーマン(ピーター・パーカー)
ウィレム・デフォー グリーン・ゴブリン(ノーマン・オズボーン)
キルステン・ダンスト メリー・ジェーン・ワトソン
ジェームズ・フランコ ハリー・オズボーン
J・K・シモンズ J・ジョナ・ジェイムソン
クリフ・ロバートソン ベン・パーカー
ローズマリー・ハリス メル・パーカー
ランディ・ポッフォ
ジョー・マンガニエロ
マイケル・パパジョン
テッド・ライミ
ブルース・キャンベル
スタン・リー
エリザベス・バンクス
評価:★★(話題作が面白いことは滅多にない)
テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画 - ジャンル : 映画
タグ : スパイダーマン SPIDER-MAN DVD 映画 SF サム・ライミ ブルース・キャンベル
2007'01.15 (Mon)
ハリー・ポッターと賢者の石/HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE
ガキむけ映画なのに152分もある、なげぇよ!
ハーマイオニー役のエマ・ワトソンが
すっげぇ美少女だっていう以外に、特筆事項はなし。
ジェニファー・コネリーのデビュー当時を思い出したなぁ…。
監督 クリス・コロンバス
原作 J・K・ローリング
脚本 スティーヴン・クローヴス
音楽 ジョン・ウィリアムズ
出演 ダニエル・ラドクリフ ハリー・ポッター
ルパート・グリント ロン・ウィーズリー
エマ・ワトソン ハーマイオニー・グレンジャー
リチャード・ハリス アルバス・ダンブルドア
マギー・スミス ミネルバ・マクゴナガル
評価:★★(よく出来てますね)
2007'01.15 (Mon)
ヴィドック/VIDOCQ
当時けっこう話題になったフランス映画。
正直、たいした出来じゃない。
あんまりおもしろくない。
最新式の規格のデジタル・カメラで撮影、とあるけど、
それほど画質が良いとも思えない。
なんでこの程度の映画が話題になったんだろう?
監督: ピトフ
製作: ドミニク・ファルジア
製作総指揮: オリヴィエ・グラニエ
脚本: ジャン=クリストフ・グランジェ
ピトフ
撮影: ジャン=ピエール・ソーヴェール
ジャン=クロード・ティボー
音楽: ブリュノ・クーレ
キャラクターデザイン: マルク・キャロ
出演: ジェラール・ドパルデュー ヴィドック
ギョーム・カネ エチエンヌ・ポワッセ
イネス・サストーレ プレア
アンドレ・デュソリエ
エディット・スコブ
アンドレ・ペンヴルン
評価:★★(特撮出身監督の映画は大概つまらない)
テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画 - ジャンル : 映画
2007'01.15 (Mon)
SESSION 9
SFとホラーの違いは何か。
理屈があるのがSF。
理屈がないのがホラー。
ホラーは、それっぽい雰囲気さえあればOK、
逆に言えば、その、それっぽい雰囲気をつくりだすことが
もっとも重要でもっとも難しいともいえる。
で、この映画は、
その雰囲気をつくりだすことに成功している。
その時点で、ホラー映画としては、
8割がた、成功の部類に入ってしまう。
ホラーをみなれていない人には
「なんじゃこりゃ?」
「なんでこーなるの?」
「これって、どういう意味なの?」となるかも。
だから、ホラーに理屈はいらないし、
理屈こねる奴は、ホラーをみちゃ駄目なの!
監督: ブラッド・アンダーソン
製作: ドロシー・オーフィエロ
デヴィッド・コリンズ
マイケル・ウィリアムズ
製作総指揮: ジョン・スロス
脚本: ブラッド・アンダーソン
スティーヴン・ジェヴェドン
撮影: ユタ・ブリースウィッツ
出演: デヴィッド・カルーソー フィル
スティーヴン・ジェヴェドン マイク
ポール・ギルフォイル ビル・グリッグス
ジョシュ・ルーカス ハンク
ピーター・ミュラン ゴードン・フレミング
ブレンダン・セクストン三世 ジェフ
評価:★★★★★(リージョン1なので国内プレイヤー不可です)
2007'01.15 (Mon)
未知との遭遇 デラックス・コレクタ−ズ・エディション/CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND
この邦題は素晴らしい。
原題はダサすぎる。
この映画もヴァージョン違いがいくつも存在する。
まず、劇場公開版。
続いて、「特別編」。
このあたりの経緯については、当時のSFマガジンに詳しい。
両者の差異は
「特別編のほうがドルビー・ステレオのサラウンド効果が高い(らしい)」
「特別編のほうが、夜の星空の画質が鮮明である(らしい)」
「特別編では宇宙船の中が描写されている」
といったところか。
オリジナルの劇場公開版および「特別編」はLDで入手可能。
(もちろん両方持っている。なぜならマニアだから)
このDVDは「ファイナル・カット」とされていて、
「特別編」を再編集したもので、
追加だけでなく、削除されているシーンもある。
個人的には、3ヴァージョンの中では「特別編」がもっとも良いと思う。
オリジナルでは、ストーリー展開がわかりにくかった箇所が
「特別編」では修正されているし、
「ファイナル・カット」では、
いくつかの場面が削除されてるのが気になる。
映画館で再上映されたとき(1985年前後か?)にみたときよりも、
このDVDで観なおしたほうが、いろいろと興味深かった。
映画館では画質も音質もイマイチで、
夜間の場面が多いだけに特に映画館の画質の悪さが気になったが、
DVDでは、それもないので、純粋に楽しめたのかも。
LDもってる人も、デジタル・リマスターで画質向上しているので、
DVDで買いなおす価値がある。
たいして好きな映画でもないのに
(異星人は侵略者でないと刺激がたりないよ…)
劇場でもみたし、LDでも2ヴァージョンをもっていて、
地上波TV放送や、BSで放送したときにもみて、
DVDでもみなおして、いったい何回観たら気が済むんだ…_| ̄|○
マニアは本編よりも
特典ディスクが気になるかも?
ただし、LDの「未知との遭遇/永久保存版」のおまけ映像は140分、
このDVDの特典ディスクは102分。
「永久保存版」を引っ張りだしてきて比較したいとこだけど、
LDはしまいこんじゃってるから、
めんどくさくてやってれんないです。
監督: スティーヴン・スピルバーグ
製作: ジュリア・フィリップス
マイケル・フィリップス
脚本: スティーヴン・スピルバーグ
撮影: ヴィルモス・ジグモンド ラズロ・コヴァックス
特撮: ダグラス・トランブル
音楽: ジョン・ウィリアムズ
出演: リチャード・ドレイファス ロイ・ニアリー
フランソワ・トリュフォー クロード・ラコーム
テリー・ガー ロニー・ニアリー
メリンダ・ディロン ジリアン・ガイラー
ボブ・バラバン デヴィッド・ローリン
ケリー・ギャフィ バリー・ガイラー
ランス・ヘンリクセン
ロバーツ・ブロッサム
カール・ウェザース
評価:★★★★(SF史に残る不朽の名作です)
テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画 - ジャンル : 映画
タグ : 未知との遭遇 映画 SF スピルバーグ ダグラス・トランブル フランソワ・トリュフォー
2007'01.12 (Fri)
Severed
米盤だけどリージョン・フリー/NTSCなので、
国内のDVDプレーヤーで再生可能。
音声は英語、2.0CHステレオ。
PCMとしてあるサイトもあるけど、
PCMじゃなくてドルビー・デジタル。
字幕はスペイン語のみ、
ヒスパニック対象のDVD?
久しぶりに本格派のC級ホラー映画でした。
もはやなにを突っ込むべきかさえわかりません。
どこかを手直ししたらよくなるとか、
そんなレヴェルを超越してます。
素晴らしい買い物でした。
念のためにことわっておくけど、
ぜんぜんうれしくない…_| ̄|○
Starring: Vanessa Sanchez
Peter Reh Mark Harris Nehemiah
評価:★(やっちまった…_| ̄|○)

2007'01.12 (Fri)
Monkey Shines
1988年アメリカ映画。
原作は早川文庫の「モダンホラーセレクション」の 1冊として、
日本でも刊行された。
(このシリーズは結局、成功せずに、消滅した)
この「モンキーシャイン」と
「ダークハーフ」を メジャーで監督した後、
ロメロ監督はメジャーとたもとを分かつことになる。
まあ、当然といえば当然か。
彼はメジャーで映画をとるような
堕落した監督ではない。
米盤は両面ディスクで、
A面?にはワイドスクリーン版、
B面?にはスタンダード・ヴァージョンが収録されている。
つまり、両面とも同内容の映画が収録されている。
国内盤ではありえない、面白いアイディアだ。
画質も音質もよくないが、
メジャーでとってもロメロ節は健在、
傑作とはいえないまでも、
ロメロのファンならもっていたい1本だ。
監督: ジョージ・A・ロメロ George A. Romero
製作: チャールズ・エヴァンス Cahrles Evans
原作: マイケル・スチュワート Michael Stewart
脚本: ジョージ・A・ロメロ George A. Romero
撮影: ジェームズ・A・コントナー James A. Contner
特殊メイク: トム・サヴィーニ Tom Savini
音楽: デヴィッド・シャイア David Shire
出演: ジェイソン・ベギー Jason Beghe
ジョン・パンコウ John Pankow
ケイト・マクニール Kate McNeil
クリスティーン・フォレスト Christine Forrest
ステファン・ルート スタンリー・トゥッチ Stanley Tucci
ジャニン・ターナー Janine Turner
ジョイス・ヴァン・パタン Joyce Van Patten
パトリシア・トールマン Patricia Tallman
評価:★★★(原作小説もそこそこ面白いです)

2007'01.12 (Fri)
ブレインストーム - Brainstorm
1983年、アメリカ映画。
特撮マンとして名高いダグラス・トランブルだが、
監督としても一流で、
彼が監督した「サイレント・ランニング」と本作は、
SFマニアのあいだでは名作としてしられている。
撮影中にナタリー・ウッドが死亡、
一時期は完成があやぶまれたらしい。
トランブルにとっては「ブレードランナー」の直後、
Cウォーケンにとっては「デッドゾーン」と同時期、
監督と主演が最も脂の乗った時期の作品だけあって、
「隠れた佳作」に仕上がっている。
内容としても、現在でいうところの
ヴァーチャル・リアリティを先取りしたもので、
非常に斬新だった。
(80年代前半にこのテーマをとりあげているのが凄い)
競演陣が、「地味に豪華」な点も挙げておきたい。
監督: ダグラス・トランブル Douglas Trumbull
製作: ダグラス・トランブル Douglas Trumbull
製作総指揮: ジョエル・L・フリードマン ジャック・グロスバーグ Jack Grossberg
原案: ブルース・ジョエル・ルービン Bruce Joel Rubin
脚本: ロバート・スティッツェル Robert Stitzel
フィリップ・フランク・メッシーナ Philip Frank Messina
撮影: リチャード・ユリシック Richard Yuricich
音楽: ジェームズ・ホーナー James Horner
出演: クリストファー・ウォーケン Christopher Walken
ナタリー・ウッド Natalie Wood
ルイーズ・フレッチャー Louise Fletcher
クリフ・ロバートソン Cliff Robertson
ジョー・ドーシー Joe Dorsey
ジョーダン・クリストファー Jordan Christopher
ドナルド・ホットン Donald Hotton
アラン・ファッジ Alan Fudge
ジェイソン・リヴリー Jason Lively
ダレル・ラーソン Darrell Larson
評価:★★★★★(もっと監督してください)

追記:
「2001年宇宙の旅」の特撮で名をあげたトランブルだが、
実は、この映画のスペシャル・デザインに、
キューブリックは手塚治虫を起用したかったのだとか。
現実に、キューブリックから手塚にオファーがあったものの、
渡米して数年間を映画撮影のために費やすことは不可能で、断念。
手塚はのちに劇場で「2001年」をみて、
「ああ、ここにおれの名前もクレジットされていたはずなのに」
と歯噛みしたとか。
このエピソードは、手塚のエッセイ本に、
キューブリックが手塚に手渡したイラストとともに掲載されている。
テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画 - ジャンル : 映画







