2007'10.08 (Mon)

JACKSON/KELLY CUSTOM



共和商会時代のジャクソン


ジャクソンはもともとはUSA・メイドで、
売価も50万円前後とバカ高かった。
イメージとしては、シャーベルが
ジャクソンの廉価ブランドという感じだった。


1990年代前半頃から
国産のジャクソンが流通するようになって
価格も、もっとも安いもので定価7万円程度と
非常に買いやすい金額設定で、
当時のギターキッズは憧れのジャクソンを
入手しやすくなって、狂喜乱舞した。


さらに、この、共和商会時代のジャクソンは
廉価にもかかわらず、演奏性が高く、音も良かった。


(写真ではわかりにくいが、ブラック・メタリック・ボディが美しい)
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当時メガデスの
マーティ・フリードマン・モデルとして有名だったケリー。


カスタム・シリ−ズは国産ジャクソンの中でも高級機種で
定価が20万円前後、ハードケース付きと、
高級機に相応しい仕様だった。


当時のジャクソンはPUも自社開発で、
現在のジャクソン・スターズのような
ダンカンやEMGを載せた、ESPもどきのつくりではなかった。


中でもJ90とJ90Cは、
アクティヴPU以上のハイパワーと
図太く分厚いサウンドで、当時のメタル・キッズを虜にした。


せっかくのジャクソン自社PUを
ダンカンやディマジオに載せ替えて使っているバカもいたが
まったく音がわかっていない証拠だ。



(J50BCとJ90Cを搭載。J90Cは名PUとして勇名を馳せた)
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(メイド・イン・ジャーマニーのシャーラー製ユニット)


アームユニットも、廉価モデルはライセンス品、
高級機にはシャーラーのものが搭載されていた。


シャーラー製は金属が厚く、
アーミング時の精度が高く、
チューニングが安定している。


指板は黒檀。
黒檀は固く、加工が難しいため
通常はローズウッドが採用されることが多い。


(黒檀の指板。濡れるように光って美しい)
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(この美しさが伝わるか…)


ジャクソン・ロゴの横に
小さく「グローヴァー・ジャクソン」のロゴ。
これが共和商会時代の日本製ジャクソンの証だ。


USA・メイドはこの位置に
「メイド・イン・USA」と記載されていた。


(伝統のコンコルド・ヘッド。攻撃的で斬新なデザインだ)
DSC01454.jpg
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(変形だが、豊かで深い低音が得られる)


この当時のジャクソンは、ボディ材に
アルダーではなく、イエロー・ポプラを使うことが多かった。


ポプラはそれまではあまり使われることがなかった材で、
はっきりいって、安物の木だ。

ギターというものは、つまるところ
全体のバランスであって、
材だけよくてもPUだけよくても、
よい音にはならない、そう物語っているようだ。





このケリーは、先日
ほぼミント状態のデッドストック品を
そこそこの値段で入手できた。





ところで、最近、
「デカロゴ」という表現で
この時期のジャクソンを
オークションや中古市場で煽り立てる連中を
やたらとみかけるが、
上記の通り、この当時のジャクソンは
定価7万〜20万前後と、
エレキ・ギターとしては廉価なもので
材もポプラなどの安物を使っており、
良いギターではあるものの、
プレミア価格で買うようなものではない!


みんな、だまされるなよ!!



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